セルフ灸するために~たった一つだけ!ツボの見つけ方のツボ

身体のために出来ること

ちょいちょいセルフケアのためにお灸をおすすめしている私ですが。
肝心なことをあまり書いていない気がするので、今日はその反省も踏まえてツボの探し方についてお話しします。

「〇〇のツボを押しましょう」なんてアドバイスは、健康雑誌などでもよく見かけますが、意外と皆さんツボの見つけ方がわからないと言うお悩みをお持ちのようです。

そもそもツボとはなんなのか

ツボ、ツボ、つぼ、壺?

ツボツボいいますが、そもそもツボってなんですかって、基本的なお話しから。

ツボは「経絡(けいらく)」と呼ばれる、東洋医学で気・血・水の流れる道筋の上にあります。
その経絡の上で、なおかつ、その源になっている内臓の異常や、その経絡の通り道の途中で起こっている異常を反映しやすい場所と言われています。

他の経絡と交差していたりすることで気血水が集まってきやすい場所であることも多く、結果的に治療効果を上げやすい、という性質もあります。(電車で言うとたくさんの路線が乗り入れている大きな駅、みたいな感じです)

専門用語では「経穴(けいけつ)」といいます。穴=へこみ=何かを入れらる=ツボ、とよばれるのでしょうか?語源については今回は割愛(;^_^A

ツボをまちがえたらどうなっちゃうの?

ツボの場所がわからない!と心配される方の中には、このような不安をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。

何となくですが、一世風靡したあるアニメの影響を感じずにはいられないですw

でも安心してください


「お前はもう死んでいる」

といわれるまで、死んだことにも気が付かないような、そんなにすごい必殺のツボは、簡単に突けるものではありません。すくなくとも、私は突けません。

冗談はさておき。

鍼をある特定のツボに刺したりすると、稀に血圧が急激に変化して、失神したりすることがありますが、それはかなり特殊な例です。

逆に「そこまでの変化を起こせる鍼灸師は、ある意味鍼の腕がいいとさえ言える」と私の師匠は言っていました。

セルフケアで指でおしたり、お灸をすえたりする程度では、そこまで激しい変化がおこる可能性は限りなく低い、と思ってもらって大丈夫です。


先ほども書いた通り、ツボとは

内臓の異常や、その経絡の通り道の途中で起こっている異常を反映しやすい場所 です。

異常を反映しやすいということは、逆にその部分に刺激を与えることによって、現れている異常に対して、何らかのアプローチができると場所とも言える、いうわけです。

何らかの異常を反映しやすいのがツボ。

何の異常もなければ、反応しないのがツボ。

ツボの見つけ方のたった1つのツボ

ということで、ツボの見つけ方のツボ

まずはとりあえず、本などに書かれてある通りに自分なりに探してみて、「ここかな?」と、おもうところを見つけましょう。

そしてそこを、じんわり優しく徐々にふかーく押してみて、何か感じるか感じないか、自分の身体に聞いてみます。

もし何らかの反応

「痛いけどなんか気持ちいい」とか

「ズーンとくる」などの感覚があったらそのツボはまさに今異常を反映している可能性大です。

どうぞ押しちゃってください。

ただし、ツボを探す時と同じく、じんわり、徐々に、ふかーくおすことをおススメします。

グイグイ激しく押しても、その場所の筋繊維を傷めるだけで、ツボ押しの効果はむしろ悪くなる可能性大です。

そして、ふかーく押しても何も感じなければ、そのツボを押しても特に効果もない、ということ(と断言はできませんが)なので、それはスルーしちゃいましょう。

というわけで、ツボの見つけ方たのツボ

「押してみてなんか感じるか感じないか?」

ということでした。

もちろん、他にも見つけ方のツボはいろいろありますが、1つの判断基準として頭の片隅にでもおぼえておいていただけたら嬉しいです。

ツボは先人たちがながーい歴史の中で見つけてくれた、身体の状態を整えてくれる大切な場所。もっともっと日常生活の中で活用されることを願っています。

なにせ、押すだけで何の副作用もなく、身体に変化を与えられる、もっとも安価で最も手軽な方法ですから。

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