このブログでは、毎日の生活の中で皆さんの心と体の健康に役立ててていただきたい情報の発信もしています。
(あんまり役に立たない情報も発信しています笑)
ということで、本日ご紹介するのは薬膳味噌汁です。
といっても、別に特別な漢方薬のような食材を使うわけではありません。
今日の我が家のおかずをご紹介し、それを漢方的な切り口で見てみると、こんな体に良いことがあるよと言うことをお伝えするだけのブログです。
毎日何気なく食べている食材が、体にとってどんな効果をもたらしてくれるのかを知ることで
・食材をつくってくれた農家さんに感謝できたり
・そもそも食材自体に感謝の気持ちがわいてきたり
はたまた、
・ごはんをつくった自分をほめてあげたり
・食べた後の自分の体調に注目したり
する習慣をつけてもらえたらいいなぁ、なんて思っています。
ということで、本日ご紹介するのは我が家のお味噌汁です。

今日のお味噌汁の具材は、大根、にんじん長芋でした。これらの食材を漢方的に見てみましょう。
大根の特性と効能
大根(だいこん)
五性(寒熱):涼性
五味:辛・甘
帰経:肺・胃
薬膳的効果
• 消化を助け、食べ過ぎや胃もたれを解消(健胃・消食)
• 体の熱を冷まして炎症を鎮める(清熱)
• 咳や痰を取り除き、肺を潤す(化痰・止咳)
• 便通をよくし、デトックス効果(通便)
→ 胃腸が重いときや風邪の引き始めにおすすめ。生の大根は熱を冷まし、加熱すると消化を助ける働きが強まる。
にんじんの特性と効能
にんじん
五性(寒熱):平性
五味:甘
帰経:脾・肺・肝
薬膳的効果
• 胃腸を整えて消化を助ける(健脾)
• 目の健康を守る(明目)
• 血を補い、貧血や冷えを改善(補血・養血)
• 肺を潤し、咳や乾燥対策に(潤肺)
→ 目の疲れや、胃腸が弱っているときにおすすめ。油と一緒に調理すると吸収が良くなる。
長いもの特性と効能
長芋(やまいも)
五性(寒熱):平性
五味:甘
帰経:脾・肺・腎
薬膳的効果
• 胃腸の機能を高め、消化を助ける(健脾益胃)
• 体力を補い、元気をつける(補気)
• 肺を潤し、乾燥による咳を改善(潤肺)
• 腎を補い、精力やホルモンバランスを整える(補腎)
→ 疲れやすい、胃腸が弱い人におすすめ。生でも食べられるが、加熱するとより胃腸にやさしい。
味噌の特性と効能
味噌
五性(寒熱):温性(種類による)
五味:甘・鹹(しおからい)
帰経:脾・胃・腎
薬膳的効果
• 胃腸を温め、消化を助ける(温中健脾)
• 体を温め、冷えを改善(温補)
• デトックス作用があり、体内の毒を排出(解毒)
• 腎を補い、老化防止や滋養強壮に(補腎)
→ 寒い季節や冷え性の人におすすめ。特に発酵食品なので、腸内環境を整える働きも強い。
ということで本日のおみそ汁のまとめ
• 大根 → 消化促進・解熱・デトックス(生なら熱を冷ます、加熱なら胃腸を助ける)
• にんじん → 胃腸を整え、目や血を養う(油と相性◎)
• 長芋 → 胃腸を補い、肺や腎の働きを助ける(体力回復に◎)
• 味噌 → 体を温め、腸内環境を整え、デトックス(温かい汁物が◎)
この4つの食材を組み合わせると、胃腸を整えながら、体を温めつつ滋養するバランスの良い食養生になりますね!
みなさんの今日のばんごはん、どんな効能があるでしょうか?興味がある方はお気軽にお問合せくださいませ~。
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