自給自足の夢の具現化・米をつくる

食べられる庭・畑・田んぼ

「花咲実る鍼灸院」のある古民家オーナーさんたちは今年からお米作りに挑戦されます。

当然、私もお手伝い。
といっても、本格的な準備にはほとんどオーナーさん達にお任せで、私は田植え当日に稲の苗を田植機にセットする作業と、苗が入っていた箱を洗う作業をお手伝いしたのみでした。

もともとお仕事で、様々な働く車(そんな言い方でいいのかな?(;^_^A)を乗りこなしていたと言うオーナーさんご主人。
田植機も、何回か使い方を聞いて、後はYouTubeで学んでだそうです。

さてここで、私は聞いただけですが、田植えまでの段取りを簡単に説明します。

①田んぼする田んぼに水を入れて満水状態に
②一旦水を抜く
③もう一度水を入れて、満水状態にしてから「しろかき」という、田んぼの土と水をかき混ぜて柔らかくしつつ平坦にすると言う作業を行う

こうやってまとめるとたったの数行の作業ですが。
実際は思ったように田んぼに水が入らなかったり、しろかきしても平らにならなかったり、となかなか手間のかかる作業です。

そして、いよいよ田植え当日を迎えます

今回は、マット苗と呼ばれる苗を使います。
マット苗とは、深さ3センチほどの長方形の箱に土を敷き詰め、種籾を蒔き発芽させ、適当な大きさまで育てたものです。

このマット苗を田植機にセットします。

苗をぎっしり積み込んで田植えスタート!

後は田植機を走らせるだけ、と言えばそうなのですが、
やはりはじめての機械。なかなかスムーズに動かすことができません。

そして、当り前のことですが、現場を見ていて初めて気がつきました。
何でもかんでも植えればいいってものではないのです。
ちゃんと植える道筋を決めておかないと、せっかく植えたところを、再び田植え機で踏み潰してで走ることになってしまったり、植え損ねてしまったりするのです。
当たり前なことですが、やってみないと気づかないことだらけですね。

もちろん、オーナーさん達は事前に勉強して、田んぼの中心部からはじめ、徐々に外側に向い、最後に外周を植えてもどってくる、という作戦を練っておられたのですが。
これもやはり、初めてのことでなかなか思ったようには進められず、結局外周から始めてしまい、最後は植え付けた苗の上を若干踏みながら帰ってくると言う事態になってしまいました(;^ω^)

(と言っても田植え機の車輪は細いので、そこまでのダメージにはなっていなくてホッとしました)


さて、田植機のオペレーションは大体男性の仕事です。
苗が入っていた箱を洗う、苗を運んで田植え機に積み込み、などの作業は女性が担当することが多いらしく、私はそちら主にお手伝い。

オーナーさんの奥さん曰く、
「肉体労働的には絶対こっちのほうが大変」
と言う話には100%同意でした。

いろいろハプニングはありつつも、はじめてのを田植え機を使った田植え体験、かなり楽しかったです。

人間の手のように、器用に苗をつかんでは田んぼに植えていく田植え機。
最初に考えた人は偉いなぁとおもいました。

何より人生の先輩であるオーナーさんたちが、とっても楽しそうにすべての作業に取り組まれている姿が、きらきらとまぶしかった。

ああ、私もあんな大人になりたい(いやもう十分大人ですが)

さてさて、そんな田んぼの一画に。
私もほんの少しだけ田植えをさせてもらいました。

写真左の苗は田植え機では3~4本植えているので、右側の1本植えは儚い感じ

月一で通っている和歌山の自然農塾で、お米の栽培も学ばせてもらっています。

先日の講習で、余った種もみを少しもらっておいて、古民家の周辺の水路でこっそり育苗してみたところ。数本ですがうまく育ったので、1本ずつ、植えてみました。

たった1本で植えたこの苗がどうなっていくのかも、また楽しみです。

鍼灸院ですが米作りの現場も体験できますよw

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