とにかく甘いものをできるだけ罪悪感なく食べたい欲から創作茶菓子つくってみた

花咲実る鍼灸院のある古民家には、鍼灸院スペースとは別に立派なお茶室があります。

日本文化を愛するオーナーさんによってつくられた、今時、なかなかお目にかかれない贅沢な空間です。

今年の1月には初釜と言って、1年の初めにお茶の炉に火を入れてお茶を楽しむ会が催され、私も参加させていただきました。

お茶を習ったこともない私もオーナーさんに着物まで着せていただき、その日はお稽古と言うわけではなく、ただお茶を楽しむ会を楽しく過ごさせてもらいました。

しかし、そんなお遊びだけではもったいない、ということで。
2月からはお茶のお稽古が始まります。
（ちなみに私はお稽古には参加しません。さすがにいろいろやりすぎなのでやりたい気持ちをぐっとこらえました(;^_^A）

お茶と言うと、付き物なのがお茶菓子です。

せっかく鍼灸院も併設されている場所でのお茶会ということで、健康を意識した、体に優しいお茶菓子を提供させていただけないでしょうかとご提案したところ、「ぜひとも」と快く承諾していただきました。

べつに、凄くお菓子作りが得意なわけでもないのに、なぜそんなことを口走ってしまったのでしょうか…。
魔が差したとしかいいようがありません。

そして、その日から体に優しい創作お茶菓子作りが始まりました。

しかし、お菓子作りはそんな甘いもんじゃなかった。失敗につぐ失敗を繰り返し。
食材を無駄にしないために、失敗作を転用した謎メニューを食べる日々が続きました。

それはそれで楽しかったのですが、その話はまた今度にして、とりあえず今日はできたお菓子を紹介。

今回は2月と言うこともあり、バレンタインデーにちなんだチョコレート大福を作ってみました。

体に優しいポイント。
それは中身の「チョコレート餡には一切砂糖を使っていない」ということです。

なぜ、砂糖を使わずに甘い餡がつくれるのか？
その答えがはズバリ甘酒。

米麹と水、ココアパウダーを一緒に発酵させて作ったココア風味の甘酒。
味はほぼチョコレートです。
そのチョコレート風味の甘酒を寒天で固めたものをチョコレート餡として使用しています。

麹で作った甘酒は飲む点滴、と言われるほど栄養価が高いことでもしられています。

具体的にはこんな感じ

甘酒に含まれる栄養素
甘酒にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。ひとつずつ整理していきましょう。
ブドウ糖
糀から作られる甘酒には、ブドウ糖が多く含まれます。ブドウ糖は単糖といって、これ以上分解できない形になっています。つまり体内で分解する必要がないため、スポーツ時や勉強で頭を使うときなど、素早くエネルギーを補給したいときに適しています。
オリゴ糖
糖類の一種であるオリゴ糖はビフィズス菌のエサになり、腸内環境を整える働きがあります。消化されにくく大腸でしっかりとどまるため、便秘や下痢などの改善にも役立つと言われています。
必須アミノ酸
必須アミノ酸とは人の体内で合成できないアミノ酸のこと。糀タイプの甘酒には「バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、スレオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン」の9種類がバランスよく含まれています。
これら必須アミノ酸には、筋肉の合成や疲労感の軽減、リラックス効果などがあるとされています。
ポリフェノール
ポリフェノールとは抗酸化作用を持つ成分のこと。赤ワインやココアなどに多く含まれていますが、実は糀タイプの甘酒にも含まれているのです。
ポリフェノールには悪玉コレステロールが酸化するのを防ぐ効果があるため、動脈硬化の予防が期待できます。
食物繊維
甘酒には100gあたり0.4gの食物繊維が含まれています。食物繊維には腸内環境を整えたり、血糖値の上昇をおだやかにしたりする効果があります。
また食物繊維と同様の働きを持つレジスタントプロテインが含まれているのも特徴です。腸内にとどまっている余計な脂質やコレステロールを排出し、毎日の健康維持に役立ちます。
https://www.kenko-webshop.jp/blog/amazake-health_20240205