ドアも新しくなり、畳も入り、一応家具も仮ですが、収めてみました。
完成まではあと一息です。
一見、もうこれでいいんじゃないって思われるかもしれませんが、忘れていませんか?
この部屋はかつて、ネズミの糞に埋め尽くされていました。
というわけで、実はすごい汚れをすっているはずのこの襖。
これを張り替えないことには、衛生的にもいろいろ問題が、ということで。
でも、襖の張り替えなど当然したことがない私。
そしてどうせ張り替えるなら何かおしゃれにしたいと言う、一応女子らしい欲望。
だけど、そんなセンスを持ち合わせていない、哀しい現実。
しかし!
私には運良く、ありがたいことに、普通の主婦でありながら、古道具のアップサイクルをし、販売、その販売するための空間を自らディスプレイし続けた結果、今や人気の古道具さん&店舗のディスプレイをする仕事にまでみがきあげてしまった、友達がいました。
「どんなふうにしたら素敵な空間になるかわからへ~ん」
と相談したところ、
「この中から好きなのを選びー」
と、柄をピックアップしてくれて、
「この部分は絶対無地が良い。ここなら柄物を入れてもいい」
など的確なアドバイスをもらい。
(なので、実はですね、ここもプロに手を借りたと言っても過言では無いかもしれません(^◇^;))
彼女のアドバイスにしたがい、結局4種類の紙を購入しました。
そして、迎えた張り替え当日。
せっかくなので同じ短大の同級生にも声をかけ、労働力も追加で確保(笑)
よしやるぞー、と、はじめてみてから知ったのですが、実は古道具屋のお友達。
店舗のディスプレイをやった事はあるけれど、襖を貼り変えた事は無いとの事。
…考えてみればそうですね。今時店舗で襖があるとか少ないです。
なのに、いろいろ調べてくれてなんていい友達なんだろう。
私はほんとに幸せ者です。
申し訳なくも、ありがたい想いをかみしめながらみんなで作業です。もちろんいつも手伝ってくれる姉も一緒です。
さて、一口に襖の張替えといっても、ヘリを全部外してから包むように貼るタイプと、上から貼り付けてするしかないタイプがあるのですが、今回の襖は周りのヘリを外すことができなかったので、上からそのまま貼ることにしました
襖を外し、施術用のベッドの上に置いて紙を広げ、できるだけ空気が入らないように伸ばしてカッターナイフで切る。
助っ人に来てくれた友達は
「カッターナイフなんか10年以上触ってへんわ」
という状態。
10年ぶり以上のカッターナイフを使って、切るのはいきなりのふすま紙。
正直かなりの冒険です(笑)
この冒険が、のちにまた一ネタ提供してくれますが、それはまた後程。
女が4人集まって、まるで文化祭のように準備のようにワーワーキャーと楽しく作業。
途中、はずしてあった襖が風に吹かれてばったり倒れ、おおきな穴が開いたりするアクシデントもありながら、夕方までかかって3分の2程度の襖を貼り終わりました。
一旦はめてみよう!、ということになり、どんなに変わったかなぁとウキウキしてはめてみた結果。
大失敗に気がつきました。
なんと、1枚だけ裏と表を間違えて貼っていることがわかったのです。
間仕切りのふすまなので、裏と表、両面に違う紙を貼り付ける予定だったのですが、見事に1枚だけ完全に間違えてしまいました。紙は必要最低限の量しかいなかったので、今更張り替えることはできず、あきらめるしかありません。
ということで、治療院の間仕切りの襖はちょっとおかしなことになっています。
お越しになった際はどこが変なのか実際確認してみてくださいねー(一見おかしさはわかりません)
さてさて、残りのふすまも貼り終えて、ひとまず帰路につき後日。
素人だらけの冒険リフォームのしっぺがえしに見舞われました。
カッターで上から貼り付けた紙を切った際、下の紙まで一緒にきってしまっていたようで、みごとにべろーん、とはがれていたのでした。
まぁね、大丈夫でしたよ。ノリ買ってきて貼りました。
いいんです、多少ヘリからすき間が空いて、下の紙が見えてようが、端の始末がうまくいってなくてガタガタだろうが。よーく見ないとわかりません、多分(;^_^A
ぜひお越しになった際は、そんなアラをさがしてみるのも楽しみにしてみてください。
襖に空いた大穴もきれいにふさいでくれましたが、よーく探せば見つかりますよ。
素人DIYの痕跡探しも楽しい古民家の近況もメルマガで配信中です。
コメント