古民家再生の記録⑧〜おしゃれ襖をDIY!成功と失敗を大公開

古民家活用

ドアも新しくなり、畳も入り、一応家具も仮ですが、収めてみました。


完成まではあと一息です。
一見、もうこれでいいんじゃないって思われるかもしれませんが、忘れていませんか?
この部屋はかつて、ネズミの糞に埋め尽くされていました。

というわけで、実はすごい汚れをすっているはずのこの襖。


これを張り替えないことには、衛生的にもいろいろ問題が、ということで。

でも、襖の張り替えなど当然したことがない私。
そしてどうせ張り替えるなら何かおしゃれにしたいと言う、一応女子らしい欲望。
だけど、そんなセンスを持ち合わせていない、哀しい現実。

しかし!
私には運良く、ありがたいことに、普通の主婦でありながら、古道具のアップサイクルをし、販売、その販売するための空間を自らディスプレイし続けた結果、今や人気の古道具さん&店舗のディスプレイをする仕事にまでみがきあげてしまった、友達がいました。

「どんなふうにしたら素敵な空間になるかわからへ~ん」
と相談したところ、

「この中から好きなのを選びー」
と、柄をピックアップしてくれて、

「この部分は絶対無地が良い。ここなら柄物を入れてもいい」
など的確なアドバイスをもらい。

(なので、実はですね、ここもプロに手を借りたと言っても過言では無いかもしれません(^◇^;))

彼女のアドバイスにしたがい、結局4種類の紙を購入しました。
そして、迎えた張り替え当日。
せっかくなので同じ短大の同級生にも声をかけ、労働力も追加で確保(笑)

よしやるぞー、と、はじめてみてから知ったのですが、実は古道具屋のお友達。
店舗のディスプレイをやった事はあるけれど、襖を貼り変えた事は無いとの事。
…考えてみればそうですね。今時店舗で襖があるとか少ないです。
なのに、いろいろ調べてくれてなんていい友達なんだろう。
私はほんとに幸せ者です。

申し訳なくも、ありがたい想いをかみしめながらみんなで作業です。もちろんいつも手伝ってくれる姉も一緒です。

さて、一口に襖の張替えといっても、ヘリを全部外してから包むように貼るタイプと、上から貼り付けてするしかないタイプがあるのですが、今回の襖は周りのヘリを外すことができなかったので、上からそのまま貼ることにしました

襖を外し、施術用のベッドの上に置いて紙を広げ、できるだけ空気が入らないように伸ばしてカッターナイフで切る。

助っ人に来てくれた友達は

「カッターナイフなんか10年以上触ってへんわ」

という状態。
10年ぶり以上のカッターナイフを使って、切るのはいきなりのふすま紙。

正直かなりの冒険です(笑)

この冒険が、のちにまた一ネタ提供してくれますが、それはまた後程。

女が4人集まって、まるで文化祭のように準備のようにワーワーキャーと楽しく作業。
途中、はずしてあった襖が風に吹かれてばったり倒れ、おおきな穴が開いたりするアクシデントもありながら、夕方までかかって3分の2程度の襖を貼り終わりました。
一旦はめてみよう!、ということになり、どんなに変わったかなぁとウキウキしてはめてみた結果。

大失敗に気がつきました。

なんと、1枚だけ裏と表を間違えて貼っていることがわかったのです。


間仕切りのふすまなので、裏と表、両面に違う紙を貼り付ける予定だったのですが、見事に1枚だけ完全に間違えてしまいました。紙は必要最低限の量しかいなかったので、今更張り替えることはできず、あきらめるしかありません。

ということで、治療院の間仕切りの襖はちょっとおかしなことになっています。
お越しになった際はどこが変なのか実際確認してみてくださいねー(一見おかしさはわかりません)

さてさて、残りのふすまも貼り終えて、ひとまず帰路につき後日。
素人だらけの冒険リフォームのしっぺがえしに見舞われました。

カッターで上から貼り付けた紙を切った際、下の紙まで一緒にきってしまっていたようで、みごとにべろーん、とはがれていたのでした。

まぁね、大丈夫でしたよ。ノリ買ってきて貼りました。


いいんです、多少ヘリからすき間が空いて、下の紙が見えてようが、端の始末がうまくいってなくてガタガタだろうが。よーく見ないとわかりません、多分(;^_^A

ぜひお越しになった際は、そんなアラをさがしてみるのも楽しみにしてみてください。
襖に空いた大穴もきれいにふさいでくれましたが、よーく探せば見つかりますよ。

こちらビフォー
アフター。はりたてなので、しわしわしてますが、この後ぴんとのびまして、そして剥がれました(笑)

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