ミニ田んぼで稲の多年草化栽培に挑戦します

2024年はオーナーさんの米作りをお手伝いする程度だった私ですが。2025年は自分で米作りに挑戦します。

と大風呂敷を広げましたが、作るのは5~6㎡の小さな小さなミニ田んぼです。

現在開拓中です

なぜ鍼灸師である私が米作りをすることになったのか。もうそれは成り行きとしか言いようがありません(;^_^A

オーナーさんは去年2面の田んぼを借りていました。1面は、お友達の農家さんから直接借りていました。もう1面はそのお友達の農家さんがお友達からから任された2面の田んぼのうち1面を一緒にやってみないと誘われてチャレンジされていました(ややこしくてごめんなさいm(__)m)

最初から借りる予定だったほうの田んぼは、はじめてのお米作りにもかかわらず、見事にまとまった収量があったのです。
もう1面の田んぼは、生育が悪く、おまけにイノシシにも入られたせいか、ほぼ収穫できないと言う結果に終わったのでした。

写真ではよくわかりませんが、近寄ってみると稲穂が首を垂れていない=稔っていないのでした

同じように田植えをして半年間育てても、こんなにも違う結果になるのだなぁ。お米が穣るのは当たり前のことではないんだなぁと実感した出来事でした。

あまりにも結果が悪かったため、オーナーさんのお知り合いの農家さんもここではやっても意味がないと、耕作を断念。元の持ち主に返す、と言う話になったのです。

もともとの持ち主さんが、お家の事情で自分で米を作ることを断念した結果、人に任して、何とかしてもらいたいと言われたその田んぼたち。もとの持ち主に返される=耕作はもうできないと可能性が高いということ。

しかし、農家さんはお仕事で米作りをしているわけです。時間と手間とお金をかけて、一生懸命育てても収穫が上がらなければ、それはただ働きになってしまいます。まして、忙しい農家さん。他にもやらなければいけないことは山積み。元の持ち主に返すと言う判断はもっともだと思いました。

もともと鍼灸院のオーナーさんたちも、お友達である農家さんが借りるからと言う理由で借りていたので、返却すると言う自然な流れになったのですが。

そこで、なんとなく、一人モジモジする私。いちど耕作を放棄されてしまった田んぼは、いざお米を作りたいと思っても、お米を作れるようになる状態に戻すのに、すごく手間がかかると聞いたことがありました。 

モジモジしていたら、ふと以前から気になっていた稲の多年草化栽培と言うものができないだろうか言う思いが頭をよぎりました。

そこで調べてみると、なんと本が発売されているではないですか。早速購入して読んでみました。

読んでみてびっくり。そこに書かれている内容は、今までの米作りの常識を覆す、にわかには信じられないような内容でした。

細かい説明はまた別記事にて書こうと思いますが、とにかく最大の特徴は多年草化=つまり、毎年、新しく種をまき田植えをすることなく、お米が収穫できると言う栽培方法なのです。

これってすごいことですよね。私たちは当たり前のように春になったら種もみをから苗を育て、初夏に田んぼに植え、その後田んぼで育ててから秋にお米が収穫できると思ってきましたが。
多年草化栽培では、種もみを撒き、苗を育てて、田植えをすると言う作業が一切不要になると言うのです。
しかも、多年草栽培を何年も続けた。田んぼでは、農薬を使わなくても、水田雑草も生えなくなり、さらに大幅に手間が省けるとのこと。
農薬を買ったり、苗を買う必要もなくなり、お金も手間も大幅に削減できると言うわけなのです。

こんな夢のような栽培方法がひろまったら、今は耕作放棄されている田んぼでも、もっと気軽にお米が栽培できるんじゃ!読んでいてワクワクしました。

しかし、その本にも書いてあったのですが、あまりにも今までの米作りの常識を覆す方法がゆえ、プロの農家さんは、まず手を出さないそうです。

お金も手間も節約できる夢のような栽培法と言っても、農家さん達はやはり長年培われてきた米作りの方法で、これまで生計を立ててこられたわけです。にわかに降ってわいたような話、信じられなくても無理はないし、リスクを取って迄新しいことをやろう、言う気持ちになれないのも当然のことだと思います。

なので、ぜひプロの農家ではなく、一般市民の人にこそやってもらいたいと、その本はには書かれていました。

本を読み終えた私、目の前に耕作を放棄されてしまいそうな田んぼがある。このまま何もしないで良いのだろうか、むくむくと、そんな思いが湧いてきました。

数日間悩みましたが、そもそも田んぼなんて借りたくても、借りられる機会が訪れることなんて普通の生活をしていたらなかなかないことです。とにかくダメでもともとの精神でお願いしてみようと決意した私。

オーナーさんが田んぼを借りているのお友達の農家さんのところに行って、何とか私に貸してもらえませんかとお願いしに行った次第です。

しかし、結果は残念ながらNOでひた。

まぁ無理もありません。本格的な米作りをやったこともない、アラフィフの女が1人で米作りをやってみたいと言われたところで、信用してもらえるわけもありません。

田んぼを借りると一口に言いますが、実際やる事は単に米を作れば良いと言うわけではなく、田んぼの周りの草刈りをし、草をが飛び散らないようにちゃんとした形で処理をすると言う作業も必要になります。
草の生育が旺盛になる。真夏猛暑の中。
1人で広い田んぼのまわりの草刈りをやって、米作りもできるのかと言われれば、私も胸を張ってやります。とは言い切る自信もなく。言ったところで信じてもらえるわけもありません。

そういうわけで、結局その田んぼは、元の持ち主さんに返されることになったのですが。

せっかくそこまでやる気になっているなら、と、オーナーさんが
「自分の借りている田んぼにある三角形の空き地でやれない?」
と提案してくれたのです。

草が生い茂る空き地(開拓前

「なんと!そんなこと!いいんですか!?」
と私。

「いいよいいよ、ぜひやってみて」
とオーナーさん。

そんなわけで、アラフィフ鍼灸師の無謀な米作りへの道がはじまったのでした。
とりあえず、なりゆきで、どこまでやれるか。

開拓からがんばってみます。

種もみ塩水選からやってます

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花咲実る通信

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