古民家再生の記録⑩~百均アイテムでも大丈夫?DIYのリアル

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廊下の壁塗りも終わり、いよいよ治療院部分の完成まであと一息です。
最後の最後目をつぶっていた場所があります。
それは縁側部分のドア。

上の方にご注目。一部はがれているのがわかりますか?


表面に貼られている化粧板が経年劣化で浮き上がり、ペラペラと剥がれかかっているのを、ずっと見て見ないふりをしていました。
しかし、廊下の崩れかけた砂壁、土壁との最大の攻防後、たかが化粧板の剝がれ、もはや敵ですらありません。
もうちゃっちゃとやっちまいましょー。

ということで、気軽にはじめましたが。

砂壁の時も思いましたが、この「剥がれかかっている」が、曲者なのです。
きれいに剥がれてくれれば良いのですが、剥がれるところは剥がれるのに、剥がれないところは全然剥がれない。

日焼けの後の皮も、べろんと一気にめくれるたら気持ちが良いけど、ポロポロとめくれてくるとストレスがたまる。
あんな感じで、なんだかむーん、です。

漆喰塗りの道具といっしょに、友達が借してくれていた(ほんとにありがたい)金属のヘラを使ってカンカン、ゴンゴンと、ドアを壊さない程度にすき間をつくり、ある程度剥がれたら手でベりべりと引きはがす、を地道にくりかえします。

剥がしたいのに剥がれない!

そして、ほどなくボロボロになった化粧板を剥がし終えました。

残骸たち

さぁ、今度は何できれいにしようか?
で、色々考えたのですが。

結局、選んだのは百均のリメイクシートでした。

ここへきて百均かーい!(と自分で突っ込んでおきます)

だってね、しらべたんですけどね。
ペンキとかだと、色むらが出てしまう可能性大。
しかも周りを汚さないように、また養生のためにマスキングテープ貼って、ビニールを被せて、って、やらないといけないし。

で、本格的なリメイクシート、というのも調べたんですけどね。
結局自分でカットして貼り付けるわけですよ。
襖と違って、ドアは気軽にはずして水平にして、隙間なくきれいにはるわけにもいかず。

要するに、これまでのリノベーションで、結構疲れてたんです(;^_^A

正直、壁の塗り方、襖の貼り方も素人しごと。アラを探せばいくらでもツッコミどころがでてきます。
今更ドアに高級なリメイクをシート貼ったところで、きっと失敗するのは目に見えています。
それならまた失敗しても、傷の少ない百均の材料でもいいじゃないか、と言う結論に足したのでした。

これもできるだけ丁寧に貼るように努力はしましたが。
やはりプロのようには美しく貼れないのです。だってその道のプロがいるってことは、それなりに難しいのです。
それでもできるだけシワの丁寧に伸ばし、密着度を上げ、剥がれてこないようにした結果がこれ。

あんまりじっと見ないでね(笑)

どうですか写真ではわからないでしょう。
実際、近寄ってよーく見れば、シートはしわしわ、空気をふくんでるところも無理やり密着させたので、ガタガタしてます。
でもね、離れて見れば特に問題は無いですよ。(たぶん(;^_^A))

皆さん、ご自分の目で確かめにぜひお越しください。

その後も古民家に残されていた家具をアップサイクルしきれいにしたり

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エアコンを取り付けたり、

細々したことちょこちょこと整えてようやく治療院スペースが治療院として機能できるような形になりました。

関わってくれたすべての人に感謝です。
みんなの汗と涙と笑い、思い出がたくさん詰まった愛着たっぷりの治療院です。


独身アラフィフ女子でもここまでできる!(あくまで人の手を借りながらではありますが)見本として一見の価値はあると思います。
どうぞ遠くの方も近くの方もいちど足をお運びくださいね。

心よりお待ちしております。

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